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大型上場続々 株式市場に活力 すかいらーくの次はリクルート、LINEも (1/3ページ)

2014.10.10 09:45

すかいらーくの谷真(たに・まこと)社長が社員らとともに上場記念撮影した=2014年10月9日、東京都中央区の東京証券取引所(飯田耕司撮影)

すかいらーくの谷真(たに・まこと)社長が社員らとともに上場記念撮影した=2014年10月9日、東京都中央区の東京証券取引所(飯田耕司撮影)【拡大】

  • 新規株式公開件数の推移(2005年~2014年10月9日時点(予定を含む))。※東京証券取引所調べ

 初値1200円

 外食大手のすかいらーくが9日、東京証券取引所に上場した。16日には求人情報サイトなどを運営するリクルートホールディングスも上場予定で、大規模な新規株式公開(IPO)が続く。今年のIPO件数は7年ぶりの高水準になる見通しで、大型案件や再上場が目立つ。来年以降もスマートフォン向け無料通話アプリを手がけるLINE(ライン)などの上場が見込まれ、株式市場の活性化につながると期待されている。

 すかいらーくは2006年にMBO(経営陣による自社買収)で非上場化して以来、8年ぶりの再上場。初値は公募・売り出しに適用する公開価格と同じ1200円だった。これに基づく時価総額は約2300億円で、外食では2位だ。

 また、リクルートの公開価格は3100円。これに基づく時価総額は約1兆7800億円で、今年最大のIPOとなる。

 「資金の循環」

 両社ともに規模が大きく、知名度も高い。こうした企業の上場が市場に与える影響について、野村証券の吉原寛・公開引受部長は、「新しい顧客が(株式投資に)入ってくる契機になる」と指摘する。特に、上場直後の株価が堅調なら個人投資家が、新規上場株の売却による利益で他の銘柄を買うなど「資金の循環が起きる」という。

投資家の納得できる成長シナリオを示せるかが重要

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