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「帝国の慰安婦」訴訟 「常識」巣くう韓国社会 (2/4ページ)

2014.7.30 18:45

ソウル東部地方裁判所で7月9日開かれた「帝国の慰安婦」訴訟の第1回口頭弁論後、著者の謝罪などを求めて拳を振り上げる元慰安婦ら=2014年、韓国・首都ソウル(聯合)

ソウル東部地方裁判所で7月9日開かれた「帝国の慰安婦」訴訟の第1回口頭弁論後、著者の謝罪などを求めて拳を振り上げる元慰安婦ら=2014年、韓国・首都ソウル(聯合)【拡大】

  • 2013年8月に出版された「帝国の慰安婦」の著者、朴裕河(パク・ユハ)・世宗大教授(提供写真)
  • 2013年8月に出版された「帝国の慰安婦」(朴裕河著、提供写真)
  • 北米での慰安婦像設置場所=米カリフォルニア州グレンデール、米ニュージャージー州ハッケンサック、米ニュージャージー州パリセイズパーク、米ニューヨーク州ウエストバリー
  • 韓国・首都ソウル

 朴氏は慶応大や早稲田大で学んだ知日家で、慰安婦問題をめぐる論客の一人でもある。「慰安婦は強制連行された日本軍の性奴隷」といった韓国の“常識”を覆す主張を繰り広げ、日本に謝罪や賠償を求めている支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」などが朴氏を警戒してきたことは想像に難くない。

 「朝鮮人も責任不可避」

 問題となった「帝国の慰安婦」について、韓国の主要紙、朝鮮日報(電子版、7月12日)が韓国のKAIST大教授の書評を掲載している。「慰安婦問題では朝鮮人も責任を避けられない、という指摘は認めざるを得ない。娘や妹を安値で売り渡した父や兄、貧しく純真な女性をだまして遠い異国の戦線に連れて行った業者、業者の違法行為をそそのかした区町村長、そして何よりも、無気力で無能な男性の責任は、いつか必ず問われるべきだ」と朴氏の主張に一部、同調している。

 また「本書を細かく読んでみると、韓日間の和解に向けた朴裕河教授の本心に疑う余地はない。元慰安婦を見下したり、冒涜(ぼうとく)したりする意図がなかったことも明白だ」と擁護している。

「ある特定の議論を封殺しようとするのは、慰安婦問題の解決、糾明を妨げる」

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