勝間南瓜で祈願
伝統文化の復活にも一役買っている。大阪市西成区にある生根神社では毎年、冬至の日に無病息災を祈願する「勝間南瓜(こつまなんきん)祭」が行われており、かつては参拝者に勝間南瓜が振る舞われていたが、60年以上前に栽培されなくなり、普通のカボチャを使っていた。ところが、2000年に和歌山市の農家で勝間南瓜の種子が偶然見つかり、それを河南町の農家が再び作り始めることになった。今では道の駅かなんが、勝間南瓜を生根(いくね)神社へ届けている。見事に伝統文化を復活させ、地域活性化にも大きく貢献しているのだ。(今週のリポーター:関西大学 有志学生記者/SANKEI EXPRESS)
関西大学 有志学生記者
<取材・記事・写真>
奥中一哉、林大輝、脇本真希、平林芙美