サイトマップ RSS

習政権 穏健派も弾圧標的 中国「新公民運動」指導者 騒乱罪で初公判 (1/3ページ)

2014.1.23 00:04

中国の主要都市

中国の主要都市【拡大】

 中国の憲法を根拠に人権擁護などを訴える「新公民運動」の中心人物として知られ、公共秩序騒乱罪に問われている人権活動家、許志永氏(40)の初公判が1月22日、北京第一中級人民法院(地裁)で開かれた。許氏の弁護士によると、許氏は「自分が裁かれる法的根拠はない」と主張、それ以外は黙秘を続けて抗議の意思を示した。共産党一党独裁への批判を避けながら活動してきた「穏健派」の許氏らに対する締め付けは、習近平指導部による知識人や人権活動への弾圧強化を示すものとして国内外に憂慮が広がっている。

 支持者続々と拘束

 初公判が開かれた地裁周辺では、早朝から100人を超える警官が配置されるなど厳戒態勢が敷かれた。関係者によると、許氏の支持者が当局に抗議するため地裁に向かおうとしたが、自宅付近や地裁周辺などで次々と拘束された。また、許氏の無罪を主張する横断幕を掲げようとする支持者らも取り押さえられ、バスに押し込まれた。

 起訴状などによると、許氏は2012年から13年にかけて、出稼ぎ労働者の子供に対する教育の機会均等や、政府高官の資産公開などを求める「新公民運動」を展開。仲間と街頭で横断幕を掲げたりビラをまいたりしたことが公共秩序騒乱罪に当たるとして、昨年(2013年)7月に拘束された。

人権悪化の証拠

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ