舛添氏は1948年生まれ。福岡県出身で東大法学部卒業。79年から89年まで東大助教授を務め、2001年の参院選で自民党から立候補し、政界入りした。安倍晋三、福田康夫、麻生太郎内閣で厚生労働相を務めた。
都知事選をめぐっては、元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)が7日、国会内で記者会見し、無所属で出馬すると正式表明した。公約に、災害対策として自衛隊を中心とした救助態勢の構築などを挙げた。
また、前日弁連会長の宇都宮健児氏(67)が、すでに立候補を表明し、共産党と社民党が推薦を決定。宇都宮氏は8日に決起集会を行う。民主党は細川護煕(もりひろ)元首相(75)に出馬を打診したが、細川氏は固辞した。
≪舛添氏擁立めぐり、きしむ自民 田母神氏支援で維新に火種≫
自民党は、出馬の意向を固めた元厚生労働相の舛添(ますぞえ)氏を「勝てる候補」とみて、支援する動きが活発化しそうだ。ただ、自民党を批判して2010年4月に離党し、除名されたため党内にアレルギーが強いのも事実だ。党東京都連は1月7日夜、幹部会合を都内のホテルで開き、候補者選定の最終調整に入ったが、党として舛添氏支援を決めるためのハードルは高い。