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「茶会」との距離感測る保守層  (1/4ページ)

2013.12.24 10:25

 【アメリカを読む】

 来年11月に中間選挙を控え、保守層の間で草の根保守運動「ティーパーティー(茶会)」との距離感をめぐる議論が続いている。共和党は今月(12月)、予算編成の枠組みなどを協議する議会の超党派委員会で茶会の反対を押し切るかたちで民主党と妥協し、上下院での予算法案可決を実現した。保守層の間で高まっていた共和党が茶会とともにオバマ政権を批判するしかできない現状への不満が、予算協議での妥協を後押ししたかたちとなった。ただし妊娠中絶反対などの社会問題では、保守層には、共和党は茶会とともに堂々と主張を展開すべきだとの声も根強い。選挙戦を前にした共和党議員の思惑は複雑で、党内の亀裂も目立っている。

 下院議長が決別宣言

 「茶会は完全に信頼を失っている」。ジョン・ベイナー下院議長(64)は12月12日の定例記者会見で茶会との決別宣言ともとれる言葉を口にした。2日前の超党派委員会での合意が茶会から「政府の歳出規模を拡大させる」と激しく批判されたことへの反論だった。

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