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怖いといって逃げてはいけない 初の一人芝居「声」 鈴木京香さんインタビュー (1/5ページ)

2013.12.16 17:00

撮影の合間の愛読書はエッセーだという、女優の鈴木京香さん(宮川浩和撮影)

撮影の合間の愛読書はエッセーだという、女優の鈴木京香さん(宮川浩和撮影)【拡大】

  • 一人芝居「声」の稽古に集中すると語った鈴木京香さん。「大丈夫、やれるよ」との三谷幸喜さんの励ましがうれしいという(宮川浩和撮影)

 鈴木京香(45)が、三谷幸喜(52)の演出で、初の一人芝居に挑む。20世紀を代表する芸術家、ジャン・コクトー(1889~1963年)の作で、1930年に初演した戯曲「声」。18日からスパイラルホール(東京)で上演する。

 演出、翻訳、美術 全部すてき

 たった一人、舞台でスポットライトを浴びることを「よくやるね、と舞台経験豊富な方から言われました。私だって、一人芝居をやることなんて、ないと思っていました」と明かす。しかし、三谷に加え、米ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」など、洗練された翻訳に定評がある徐賀世子による新訳、気鋭のアートディレクター、森本千絵が舞台美術を手がけるという豪華さに「すべてがすてき。これは怖いといって逃げてはいけない」と覚悟を決めた。

 演じるのは、別れたかつての恋人への愛や執着を断ち切れずにいる女性。彼と女性が電話で会話する場面のみで描く一幕劇だ。文字通り、電話は女性にとってのライフライン(生命線)である。

「相手の声」伝える緻密演技

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