出産や子育てでやむなく離職した女性に再就職への願望は強い。半面、ブランクを経て本格的に社会復帰するにはスキルなどに高い壁が立ちはだかってくる。こうした状況を反映し、大学や企業に“学び直し”で新天地でのキャリアに挑む女性を後押しする動きが広がっている。
日本女子大学(東京都文京区)は今年4月、就業経験を持つ4大卒女性(年齢不問)が対象の再就職支援プログラム「リカレント教育課程」をリニューアルした。文部科学省が創設した「職業実践力育成プログラム」に認定されるとともに、厚生労働省から「専門実践教育訓練講座」の指定を受け、6カ月(年2回募集)の履修期間を1年に延長。社会人の職業能力向上に取り組む大学や個人を支援・助成する政府の制度にも沿って新たなスタートを切った。