◎世代の異なる渋め俳優(例:佐藤浩市さん、真田広之さん)
最後は、顔がよくても年が男性よりもひと回り以上の上の男性です。この場合、たとえイケメン俳優だったとしても(※そもそもイケメンという呼び方がふさわしくないですが)男性側には「年上好き」という印象が強く残るため、問題はないようです。ちなみに夜の世界ではこのかなり上の世代を好みと答える女性が多く、お客さんに「年上好きってことは俺もイケる?」と思わせる作戦です。ご注意を。
こういった建前を見抜く必要があるのかわかりませんが、どうしても見抜きたい場合はぜひ「どうしてその人が好きなのか?」「その人の作品は観ているか?」と聞いてみましょう。あやふやにしていたら、建前の可能性も高そうです。
女性はズル賢くてイヤだ……そんなふうに思う話だったかもしれません。でも全ては「嫌われたくない」という臆病な気持ちが根底にあるから、こうして相手に合わせるのです。心やさしい男性読者の皆さん、どうかそんな女性をやさしく包み込んであげてください(……え、無理ですか?)。
★今回の教訓
男なら 本音見抜くより 包容せよ?
文/おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。ブログ(http://oshimarie.com)
■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所