「騒ぐな」訪日花見客に異例の注意喚起 韓国唱える「桜の起源説」はムリが… (5/6ページ)

2016.4.23 17:10

枝垂れ桜の撮影に便利なのか、あちこちに「自撮り棒」で写真撮影する外国人観光客の姿がみられた=奈良市の氷室神社

枝垂れ桜の撮影に便利なのか、あちこちに「自撮り棒」で写真撮影する外国人観光客の姿がみられた=奈良市の氷室神社【拡大】

  • 奈良市の花見名所のひとつ「氷室神社」には国内外から大勢の観光客が訪れ、写真撮影を楽しいんでいた=奈良市
  • 枝垂れ桜の前で記念撮影する外国人観光客=奈良市の氷室神社
  • 「自撮り棒」で桜を背景に記念撮影する外国人観光客=奈良市の氷室神社

 「日本はトイレもゴミ箱も少ない」!?

 桜の季節の4月には、多くの観光客が訪れる奈良(26年は約415万人)。「ホテルフジタ奈良」(奈良市)では今春、「花見文化を外国人のお客さまに正しく伝えたい」と、英語と中国語で花見の文化やマナーを説明したリーフレットを配布している。

 リーフレットでは、花見を「日本の風物詩」とし、「飲酒禁止でないか確認すること。飲み過ぎ、騒ぎ過ぎに注意すること」「場所取りは必要最小限に」「写真撮影時は桜の枝を引っ張ったり、折ったりしない」「ゴミは持ち帰るか、分別して所定の場所に廃棄する」といったマナーを、イラスト付きで説明。トイレの問題についても、「トイレ以外の場所で用を足さない。トイレットペーパーは持ち帰らない」と明記している。

 リーフレットを見たフランス人のティム・ケリーさん(34)は「なぜその行為が禁止されているのか理由が明記され、イラストもあり分かりやすい」と評価。一方、内モンゴル出身で現在は日本に留学中の苑白露さん(26)は「日本は花見の名所に限らずゴミ箱が少ない。持ち帰らないといけないのは結構大変」と不満顔。「トイレも少なくて、いつも並んでいる」と話した。

ただ、花見マナーが問題になるのは外国人だけではない…

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