「騒ぐな」訪日花見客に異例の注意喚起 韓国唱える「桜の起源説」はムリが… (1/6ページ)

2016.4.23 17:10

枝垂れ桜の撮影に便利なのか、あちこちに「自撮り棒」で写真撮影する外国人観光客の姿がみられた=奈良市の氷室神社

枝垂れ桜の撮影に便利なのか、あちこちに「自撮り棒」で写真撮影する外国人観光客の姿がみられた=奈良市の氷室神社【拡大】

  • 奈良市の花見名所のひとつ「氷室神社」には国内外から大勢の観光客が訪れ、写真撮影を楽しいんでいた=奈良市
  • 枝垂れ桜の前で記念撮影する外国人観光客=奈良市の氷室神社
  • 「自撮り棒」で桜を背景に記念撮影する外国人観光客=奈良市の氷室神社

 訪日外国人が増える中、4月は桜の名所にも多くの外国人観光客が訪れている。ところが、よく問題になるのが花見のマナーだ。中国大使館(東京都)は今年、急増する中国人の観光客向けに初めて日本での花見に関する「注意事項」を発表。「他人の領地に踏み入らない」「樹を揺らして花びらを落とそうとしない」など、異例の注意喚起を行った。中国では2、3年前から、日本への旅行で花見を楽しむのがトレンドになっているといい、奈良市の「ホテルフジタ奈良」などを運営する「藤田観光」(東京都)はマナーや楽しみ方をわかりやすく解説した英語と中国語のリーフレットを作成。外国人観光客からは「わかりやすい」と好評の一方で、「ゴミを持ち帰るのは大変」といった声も聞かれた。

 日本への「桜ツアー」がブーム

 中国共産党機関紙「人民日報」のニュースサイト「人民網」は平成26年4月、「『桜ツアー』が流行し始めている」との記事を掲載。爆買いや通常の観光だけでなく、春は各地で花見を楽しむ中国人旅行者が増えていることを伝えている。

 中国で訪日旅行を多く手掛けるオンライン旅行サイト「Ctrip」(上海)はこの季節、6泊7日で大阪、京都、奈良、東京を巡るパックツアーを「花見旅行」と銘打ち販売。訪問先には大阪城公園や京都・嵐山、奈良公園など、桜の名所がずらりと並んでいる。

「桜の枝を折る」「トイレで用を足さない」「ゴミをポイ捨てする」

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