講談社は24日、第77期(平成26年12月~27年11月)の決算発表記者会見を開いた。
会見の席上、同社の野間省伸社長は、STAP細胞の論文不正問題をめぐり元理化学研究所研究員の小保方晴子氏(32)が執筆した手記「あの日」について、「1月の刊行から4刷25万部を突破し、話題をさらっている」と報告した。さらに編集総務局担当取締役は「紋切り型ではありますが、当事者の主張を世に出すことが一番、重要と考え検討を重ねた。(内容を読み出版に)十分値すると判断した」と出版の意義を改めて強調した。
手記の執筆は、同社から小保方氏に依頼したという。