結婚や出産などライフスタイルの変化を考慮し、「貸したり売ったりしやすい物件を選んだほうがよい」と指摘するのは、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子さんだ。
まず大事なのは立地だ。駅から徒歩5分以内の物件は特に需要が高い。地域の特性を知るのも大切だ。「ファミリー層が多い地域なら2LDK以上、シングルが多い地域なら1LDKのニーズが高い。需要に合う物件ならば売却もしやすい」と大竹さんは話す。
また、しっかりとした資金計画を立て、将来に備えたい。毎月のローンの返済額と管理費や修繕積立金を合わせて、手取り月収の3割以下が目安だ。大竹さんは「住居費は一番大きい固定費。ローンを組むときは、慎重に考えて」とアドバイスしている。