女子、女子、女子…“刀女子”が大興奮 「ニッカリ青江」の底知れぬパワー (1/6ページ)

2015.10.25 07:04

「にっかり青江」のパネルを写真に納める女性ファンたち

「にっかり青江」のパネルを写真に納める女性ファンたち【拡大】

  • 丸亀城敷地内に特設された土産店。グッズ目当ての女性らが長い列を作った
  • 展覧会の開会式には大勢の女性たちが詰めかけた
  • 展覧会でが名刀まつわる逸話について説明する日本美術刀剣保存協会讃岐支部メンバー
  • 女の幽霊を切ったという逸話が残る名刀「ニッカリ青江」
  • 京極家伝来の名刀「ニッカリ青江」を鑑賞する大勢の「刀女子」ら=香川県丸亀市
  • 「ニッカリ青江」の美男子キャラクターのイラストを写真に納める女性ファンら=香川県丸亀市

 日本刀といえば、美術品や武具として主に男性の愛好家の間で人気が高いが、最近は若い女性たちが熱い視線を送っている。名刀を擬人化したイケメン・キャラクターによるオンラインゲームのヒットがきっかけで、キャラのモデルになった刀剣をひと目見ようと展示会などに女性が集まるようになったのだ。これをきっかけに、刀剣の質感や匠の技などに本格的に魅力を感じる女性もいるようで、香川県丸亀市の市立資料館で10日から始まった刀剣の展示には初日だけで千人を超える女性が殺到、関係者を驚かせた。

 丸亀城内に女子、女子、女子…

 丸亀城(丸亀市)の敷地内にある市立資料館で始まったのは、江戸時代に丸亀藩を治めた京極家の資料を公開する展覧会「京極家の家宝展」。同城やその周辺は普段、市民らがウオーキングやジョギングなどを楽しむ憩いの場だが、刀剣に興味を持つ“刀女子”たちが殺到、それまでの資料館の様子を一変させた。

 彼女たちのお目当ては、「ニッカリ青江」(国認定重要美術品)と呼ばれる名刀だ。それは、オンラインゲーム「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)-ONLINE-」(略称・とうらぶ)が関係している。

眉目秀麗なキャラクターが登場することから利用者の大半が女性という

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