「もったいないよね」中国企業が嗤う 世界市場で通用しない日本の管理職 (3/6ページ)

2015.11.7 17:08

 [ここがダメ]事業計画上の思考停止!

 「今、うちは事業計画通りに推移しているから問題ない」

 日本企業に「世界の業界がこんな動きをしていますよ」と世界市場最前線の状況を説明し、市場での素早いアクションを促しても、現場の部長職からはこんな説明を受けることがよくある。彼らの本音はたぶんこうだ。

 「新規案件をぶちあげて、失敗したら、キャリアはパー。失点しないに尽きるね」

 こういう思考停滞気味の管理職の存在は、日本企業に特有の現象と感じる。

 彼らの市場の定義は、身の回りの日系他社が対象で、基本的に国内市場中心にどんな競争をし、海外では決まったパイの中だけでどのくらい展開しているのかを着目している。

 日本企業のパフォーマンスが乏しい原因のひとつに、閉鎖的な”村社会”意識が挙げられる。また経営戦略は毎年考える事業計画の延長上にあり、年次の数字を安定維持してさえいれば合格とされる。よって変革の時代を迎えても、ひっくり返して新しく掘るような野望ある発想やハングリーな戦略策案は生まれてこない。

一方、海外企業では経営層が現場のパフォーマンス向上にうるさいので…

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