「週休3日制度」なら社員のモチベーションと業績は上がるのか? (2/3ページ)

2015.9.6 07:14

 この『気分で出勤』制度は、祝日や重要な会議などのない週に、3日目の休日を取得できるというもの。「職場環境を向上させ、優秀な人材の離職を防ぎ、さらに活躍してもらおう」という発想のもと、2013年3月からスタートし、現在では半数近い社員が制度活用の権利を持っているという。この制度の最大のポイントは「休日」ではなく「フリー出勤=出勤扱い」という点。つまり、オフィスに来る必要はないが、「出勤扱い」なので電話やメールでの止むを得ない業務は対応するという内容だ。対象者は一定以上の営業成績を収めていること、評定は1ケ月単位で行なうという。

 この2つのルールにより、不公平感や制度利用者の周囲に対する「申し訳ない」という感覚は軽減され、制度を享受しようと社員のモチベーションも上がり、業績も前年を上回るようになったという。つまり、より多くの社員のワークライフバランスの実現と業績アップの両立を果たせるようになったというわけだ。

職場環境を向上させることにより、優秀な人材の離職を防ぎ…

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