次々と市場に参入
美容フェースマスクの需要拡大を背景に、従来の素材製造だけでなく、消費者向けに最終製品の形に仕上げ、販売する繊維メーカーも出てきた。
化粧品メーカーに素材を提供している帝人は、自社ブランド用も開発し、7月初旬にドラッグストアや直営店で発売する計画だ。
素材には、糸の断面が髪の毛の7500分の1という超極細ポリエステルの不織布「ナノフロント」を使用。肌に優しく密着するのが特徴といい、顧客の獲得を目指す。
国内外を問わず急速に人気が高まっている日本製の美容フェースマスク。いまや全世界で900億ドルに上るとされるスキンケア市場での存在感は今後、ますます高まりそうだ。