3月26日の北海道新幹線開業に合わせて廃止される、寝台特急「カシオペア」(札幌-上野)と急行「はまなす」(札幌-青森)の札幌発上り最終列車の切符が20日、全国のみどりの窓口などで一斉に発売され、カシオペアは午前10時の発売直後、はまなすは約40秒後に売り切れた。
JR北海道によると、カシオペアの上り最終列車は3月20日午後4時12分に札幌を出発し、翌21日午前9時25分、上野に到着する。上野発の下り最終列車の切符は今月19日に発売され、直後に売り切れた。
はまなすはJR各社で唯一、定期運行している急行。ラストランは3月21日午後10時18分青森発の下りで、青函トンネルを通る在来線最後の旅客列車となる。最終列車は、上下とも全席指定。
新幹線開業に伴う運行システムの最終的な切り替えのため、青函トンネルを通る旅客列車は3月22日未明から全面運休する。JR東日本は6月以降、ツアー用の団体列車としてカシオペアを復活させる方針だ。