LEDの点滅やモーターの回転制御、各種センサーの利用といった簡単なプログラムから、自作したロボットの操作やスマートフォンとの連携も行える。人気ゲーム「マインクラフト」を遊べるうえ、そのプログラムを書き換えて、ゲーム内容を発展させていくことも腕次第だ。
原点の風景
パソコンが日本の一般家庭に普及し出したのは、昭和54年ごろとされる。ディスプレーは8色、記憶媒体はカセットテープで、自分でプログラムを書き込むことが必須だった。
ゲームセンター誕生の契機となったゲーム機「スペースインベーダー」の登場は前年の昭和53年。任天堂の「ファミコン」は4年後の昭和58年の発売。当時はパソコン用のゲームも販売され始めたが1本3~4000円と中高生がそうそう買えるものでもなく、自分で数日かけてプログラムを打ち込むのが通例だった。