日本の科学技術立国の地位いつまで? 「ラズベリーパイ・ゼロ」600円の衝撃 (2/6ページ)

2015.12.27 07:14

ラズベリーパイ(左)は電子部品をブレッドボード(右)に接続してプログラムの実証を行う

ラズベリーパイ(左)は電子部品をブレッドボード(右)に接続してプログラムの実証を行う【拡大】

  • わずか5ドルで発売されたラズベリーパイ・ゼロ(英国ラズベリーパイ財団HPより)
  • 2月に発売されたラズベリーパイ・モデル2B。左のアイフォーン6より一回り小さい。

 LEDの点滅やモーターの回転制御、各種センサーの利用といった簡単なプログラムから、自作したロボットの操作やスマートフォンとの連携も行える。人気ゲーム「マインクラフト」を遊べるうえ、そのプログラムを書き換えて、ゲーム内容を発展させていくことも腕次第だ。

 原点の風景

 パソコンが日本の一般家庭に普及し出したのは、昭和54年ごろとされる。ディスプレーは8色、記憶媒体はカセットテープで、自分でプログラムを書き込むことが必須だった。

 ゲームセンター誕生の契機となったゲーム機「スペースインベーダー」の登場は前年の昭和53年。任天堂の「ファミコン」は4年後の昭和58年の発売。当時はパソコン用のゲームも販売され始めたが1本3~4000円と中高生がそうそう買えるものでもなく、自分で数日かけてプログラムを打ち込むのが通例だった。

日本では「理系の人たち」だけの世界だったといえなくもない

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