「こいつ動くぞ!」実物大ガンダムを動かす意義 富野由悠季総監督も評価 (4/4ページ)

2015.12.12 07:15

ダイバーシティ東京前に立つガンダムの等身大立像

ダイバーシティ東京前に立つガンダムの等身大立像【拡大】

  • 第一次受賞者が決まり18メートルの動くガンダムを作るプロジェクトが実現へ足を踏み出した

 富野総監督は「人型のものを動かすというとが、工学的にどれだけバカバカしくて大変か。応用技術は生まれるだろうし、ブレイクスルーにもなる」と、プロジェクトがもたらす効果への期待も示した。「動かない1分の1を見せられたとき感動を受けた。自分を生かさせてもらっているという感触を得た。どうであれ動いてくれたら、次の何かを考えてくれる人たちが出てくるだろう。ばからしいからやめてしまえと言うかもしれないが、考えさせるためにやってみることは重要だ」。

 さらに「遊び事かもしれないが、それを今できる平和な日本はすてき」とも。高さ18メートルのガンダムを作り、動かすという“遊び”に、企業や学術研究者といった大人たちが集まって真剣に取り組み、次代に役立つ技術を生み出す喜びを感じ、それを行える平和な世界を思う。そうした意義も、この「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」にはありそうだ。

 このプロジェクトでは、来年2月29日までの期間で、第2次のアイデア応募を行っている。一次募集の結果や富野総監督等の言葉を踏まえ、より実現へと近づかせるためのアイデアが寄せられそうだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。