22日に都内で開かれたIT技術者たちの交流会「VRまつり 2015秋」でテレビアニメ「鋼の錬金術師」「機動戦士ガンダム00」や劇場アニメ「楽園追放 -Expelled from Paradise-」を手がけた水島精二監督がトークショーを行い、アニメとVR(仮想現実)について語った。
Oculus VR社が発売する予定のヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Rift」を試遊したという水島監督は「HMDを外した後もバーチャルの世界にいると勘違いして車にひかれるという事故が起きるかもしれない。(仮想空間の)テーブルに手をつこうとして転ぶというマンガみたいなことも起こったので、ありえるのではないか」と没入感の高さを興奮気味に語った。
対談したデジタルハリウッド大学の福岡俊弘教授が、VR体験の影響によるけがに対応する保険が必要になるのではと話すと「必ずみんな何かやるので保険屋はもうからないでしょう」と笑った。