「こいつ動くぞ!」実物大ガンダムを動かす意義 富野由悠季総監督も評価 (3/4ページ)

2015.12.12 07:15

ダイバーシティ東京前に立つガンダムの等身大立像

ダイバーシティ東京前に立つガンダムの等身大立像【拡大】

  • 第一次受賞者が決まり18メートルの動くガンダムを作るプロジェクトが実現へ足を踏み出した

 発表会は欠席したが、東京大学情報システム工学研究室准教授の岡田慧氏も、「ガンダム・リサーチ・オープンプラットフォームの開発」と題した、実物大ガンダムの開発を通して誰もがロボット開発を行えるようなオープンな環境を作り、ロボティクス分野の発展につなげる提案で受賞した。今後はこうしたアイデアを形にし、動くガンダム作りに活用できるかを探っていく。

 発表会には、富野総監督ら選考に関わったメンバーも登壇して、受賞したアイデアについてコメントした。富野総監督は「新型機の開発と生産と運用を考えた時の面倒くささを本能的に知っているから、絵空事でもの考えている人が大嫌い」と、プロジェクトそのものに懐疑を示すような発言をぶつけて来た。

 もっとも「夢とロマンにあふれた部分がガンダムにあるなら、トライすることはものを考えていく上でのいしずえになる。やって良いことだと思っている」とフォローして、プロジェクトを評価した。

 早大副総長の橋本氏は、「富野総監督のイマジネーションに、科学技術とエンジニアリングがどう答えるかということを問われている」とプロジェクトの大変さを語り「本当のチャレンジはこれから。もうひとつふたつ、ブレイクスルーがないといけないので、一緒に力を合わせて達成しよう」と受賞者を激励した。

富野総監督「人型のものを動かすというとが、工学的にどれだけバカバカしくて大変か」

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