JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」の一番列車が18日午後、終点の下関駅(山口県下関市)に到着した。出迎えに約1500人が集まり、歓迎の式典では地元の住民団体が伝統芸能「平家踊り」などを披露した。
瑞風は午後3時半ごろ到着。深緑色の車体が見えるとホームから歓声が上がり、鉄道ファンらが一斉にカメラを向けた。式典で村岡嗣政知事は「山口県にとってありがたいコース設定。おもてなしの気持ちで乗客を迎えたい」と話した。
息子(4)とホームで出迎えた下関市の男性会社員(37)は「試運転の時から瑞風を追い掛けている。営業が始まり感無量です」と話した。
瑞風は17日に大阪駅を出発し、山陰を通過。18日午前は山口県萩市に立ち寄り、乗客は市内を観光した。