日本百貨店協会に加盟する全国の百貨店が個人消費を喚起するため、2月24日から毎月、「プレミアムフライデー」を開催し、独自に企画したイベントやサービスを行うことが20日、わかった。2月は三越伊勢丹ホールディングスや高島屋が食をテーマにしたイベントなどを各店舗で開催し、盛り上げる。
2月から官公庁や企業などで月末の金曜日は午後3時に退社を促すプレミアムフライデーを始める。全国の百貨店でも独自に企画やイベントを行い、消費を促す。各店舗の周辺の商店街や小売り・サービス業とも連携し、町ぐるみで個人消費の喚起に取り組む。
東京・日本橋では2月に三越日本橋本店と日本橋高島屋、三井不動産が運営する「コレド」が食のライフスタイルをテーマにしたイベントを共同で開催する。一方、大丸松坂屋を展開するJ.フロントリテイリングは、各店舗で女性客向けに需要が高い化粧のサービスを企画している。
協会内ではプレミアムフライデーの期間中に値引きやセールは行わないことで合意している。3月以降も各店舗で季節感のある企画などを提案し、消費喚起につなげたい考えだ。