日本には「楽待(らくまち)」や「健美家(けんびや)」といった大手不動産投資サイトが存在する。ただ、不動産投資市場全体に占める割合はまだ小さいため、ARIC日本版を通じて物件情報の提供に力を入れていく。
エイリックはARICを中立的な立場で運営し、アジア各国の物件情報や投資判断をサポートしている。その過程では、投資の障害となっている情報の不透明性を解消し、情報不足を原因としたリスクを最小化できるような環境づくりに力を入れている。
また、昨年7月からはアジアでの不動産投資の安全性や安心感を一段と向上させるため、「売却&賃貸プラットホーム」を開設。日本語対応が可能な現地不動産会社を紹介している。
同社によるとアジアの不動産に投資している日本人は約2万人とみられる。エイリックは現在約1000人にメールマガジンを送付しており、日本版に順次誘導していく計画だ。日本とアジアをまたいだ不動産に関する中立的な情報を提供することで、日本人投資家の最適なポートフォリオ形成に寄与していく。