LINEの舛田淳取締役は同日、定額制音楽配信サービス「LINEミュージック」や「LINEゲーム」も使い放題になるプランを今後提供することを明らかにした。
毎月のデータ通信量の制限を超えるとインターネットの速度が低下することに対する不満は、若年層を中心に根強い。LINEモバイルは、利用頻度の高いLINEなどのアプリを使ってもデータ通信量が減らないという、大手携帯電話会社にないサービスで差別化。格安の料金とLINEの知名度の高さも併せて、通信料の高さを理由にスマホを敬遠していた顧客などにアピールし、従来型携帯電話からスマホへ移行するユーザーの取り込みを図る。
ただ、格安スマホはすでに乱立状態で価格競争も激化している。格安スマホの普及の重要な要素となるサポート体制については、LINEモバイルの場合は、LINEの公式アカウントや電話サポートに限られている。このため、高齢者やスマホ初心者などの需要を狙い通りに取り込むことができるかは未知数だ。(大坪玲央)