高岡本州(もとくに)会長は「商品の優れた特性を知ってもらうには、トップアスリートにとって4年に一度の晴れ舞台である五輪が最適」と認知度向上の最重要機会として五輪を位置付けている。
ロンドン五輪があった12年は、バンクーバー冬季五輪が行われた10年に比べ、15倍の54億円に売り上げを伸ばした。リオ五輪の開かれる今年は、ロンドン五輪があった12年と比べて2.5倍増の140億円を予想、20年は300億円の目標を掲げる。
「五輪選手に選ばれた寝具」としての知名度を高め、海外売上比率を現時点の5%からさらに高めたい考え。特に中国では店舗とネットの販売を強化、米国ではネット販売を展開する。
高岡会長は「世界最高の睡眠環境を提供することで、米アップルのように世界観を売る企業になりたい」という。