成田国際空港は27日、海外旅行などで使い切れなかった硬貨を電子マネーなどに交換できる端末「トラベラーズボックス」を、成田空港第1旅客ターミナルに設置、29日から交換サービスを開始すると発表した。日本初のサービスで、海外から帰国した日本人旅行者や訪日外国人客などに対する利便性を高める。
取り扱い通貨は日本円、米ドル、ユーロ、人民元の4種類で日本円ならば十円硬貨以上、米ドルは十セント硬貨からとなる。フェイスブックで使うポイントやビザ、マスターのプリペイド型電子マネーなど全12種類の電子マネーやポイントに交換が可能だ。
端末で交換したい電子マネーやポイントを選び、硬貨などを投入すると、指定したメールアドレスへ電子マネーに交換できるリンク先が送信される。端末稼働時間は午前7時半から午後11時半まで。
英国やシンガポールなど8カ国で同様のサービスが展開されており、日本は9カ国目。日本国内の金融機関では硬貨の外貨両替ができないため、成田空港独自のサービスとして人気を集めそうだ。