米フェイスブックのクリス・コックス最高製品責任者は14日、都内で会見し、同日から交流サイト「フェイスブック」の日本版で投稿を評価する「いいね!」ボタンの機能を拡充すると発表した。これまでの「いいね!」から「超いいね!」など6つの評価ができるようになった。コックス氏は顔文字の文化が発展していることを念頭に「日本は感情を視覚的に表現することを主導してきた国だ。日本の皆さんが新しい評価機能をどう使うかを観察して改善していきたい」と述べた。
新しい評価機能「リアクション」は、「いいね!」「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」の6つの評価ができ、日本はスペインやポルトガルなどに次いで6カ国目の提供。コックス氏は「どういう感情表現が世界中でやり取りされているかを調査して、世界中で使われている感情表現を選んだ」と話した。
一方、コックス氏は同日、産経デジタルなどの新聞や雑誌メディア6社が、フェイスブック上で即座に記事が表示される「インスタント記事」を提供すると発表した。インスタント記事は、動画や画像を含む記事がフェイスブック上で従来の記事より10倍以上速く読み込まれるため、利用者がストレスなく記事を読むことができる。すでに、世界各国350以上のメディアがインスタント記事を配信している。