モロ見え写真を実名投稿とは バカッターぶり発揮した「隙間世代」の大学生 (1/7ページ)

2015.12.6 17:01

ふざけて友人の全裸写真をツイッターに投稿した男子学生。「他人に見られるとは思わなかった」という。ネットに無知な若者による“事件”が増え、メディアリテラシー教育の必要性が問われている

ふざけて友人の全裸写真をツイッターに投稿した男子学生。「他人に見られるとは思わなかった」という。ネットに無知な若者による“事件”が増え、メディアリテラシー教育の必要性が問われている【拡大】

 若者らによる悪ふざけ写真の投稿などが目立ち、「バカ発見器」とも揶揄(やゆ)されるツイッター。不適切な投稿は後を絶たず、当事者が逮捕されたり、損害賠償請求を起こされるなど、笑えない事態となっている。今年10月には、奈良県内の私立大の男子学生が投稿した友人の男子学生らの全裸写真が、外部からの指摘を受け削除された。大学側の調査に、投稿した学生は「他人が見るとは思っていなかった」と答えたという。ネットとともに育った世代の学生がなぜ、自らの首を絞めるような行為をするのか。専門家はネット教育の「隙間世代」の存在を指摘する。

 「他人が見るとは…」

 「そちらの学生が、ツイッターに全裸の写真をのせている」

 10月中旬。奈良県内の私立大学にこんな連絡が入った。調べたところ、2年生の学生が実名で投稿したツイッターに、友人数人の全裸写真を掲載していたことが判明。写真には局部も写っていた。

 この学生はフェイスブックも利用しており、出身校や所属学部などの詳しいプロフィルが、誰にでも容易にわかる状態だった。

投稿した複数の全裸写真はすでにネット上に拡散

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