オークセールは自社ブランド「siroca」を展開。1万円台のお手軽な商品で、オーブンに不慣れな消費者にも使いやすさなどをアピールしている。
タイガー魔法瓶は、初めて開発した「コンベクションオーブン&トースター」が売り上げ好調なため、今年6月に新製品を投入。担当者は「オーブンの庫内が広く、ピザも丸ごと入る」とアピールする。
象印マホービンは、焼く前の予熱時間を少なくし、焼きムラも極限まで抑えた「マルチコンベクションオーブン」を今年9月に発売。担当者は「機能には絶対の自信がある」と胸を張る。
国内メーカーの製品が人気の理由について、ビックカメラなんば店の担当者は「機能が優れているのはもちろん、アフターサービスの充実なども消費者の安心感につながっている」と説明する。
象印マホービンの推計によると、コンベクションオーブンの国内市場は平成24年後半ごろから急拡大。26年の出荷台数は約6万4千台と、24年の約4千台から16倍に急増している。27年は20万台に達する勢いで、業界関係者は「今後も新たな商品が次々と登場し、さらに需要は拡大する」とみている。