通信事業者が携帯販売店に支払う販売奨励金は、時期やキャンペーンで変動するが通常は1台2万~4万円程度。どの端末をどれだけ割り引くかは販売店の裁量だが、大手3社が販売競争に火花を散らすアイフォーンへの投入額は、アンドロイド搭載スマホと比較にならない状況だ。
年末商戦期に入った携帯電話市場では、沈静化していたキャッシュバック(現金還元)商戦が再び過熱。販売店は多額の現金や商品券で他社からの乗り換え客争奪戦を繰り広げるが、対象端末はほとんどがアイフォーンだ。
MM総研の調査によると、国内携帯電話市場におけるスマホ普及率は56%で、スマホ出荷台数に占めるアイフォーン比率は48%。ソフトバンクは販売台数の7割前後がアイフォーンとみられる。