ネット交流サイト「フェイスブック(FB)」をやめると幸せに? デンマークのシンクタンクは、FBの利用をやめた人は続けた人と比べて生活への満足度が高まったとする実験結果を公表した。研究所は多くの人が他人の素晴らしい経験などの投稿をうらやむ傾向にあるとし、「自分に何が必要かよりも、他人が何を持っているかを気にするようになる」と指摘した。
実験は二手に分けて行い、一方のグループだけFBの利用を禁止。1週間後に「生活にどの程度満足しているか」を10点満点で聞いたところ、利用継続グループは実験後7・75点と大きな変化はなかったが、禁止グループは7・56点が8・12点にアップした。
実験後、禁止グループは88%が「幸福だ」、84%が「人生を楽しんでいる」とし、継続グループの各81%、75%を上回った。禁止グループで「悲しい」と答えたのは22%、「孤独だ」は16%で、継続グループは34%、25%だった。(共同)