ＮＴＴ、固定電話のＩＰ化推進　加入者交換機、２５年以降も (2/2ページ)

　しかし、加入者交換機は耐用年数を引き延ばすことが可能になり、２５年以降もＩＰ網に接続して運用を続ける。総務省は近く電話網のＩＰ化による影響などを議論する有識者会議を設置する方針だ。

　電話加入数は１９９７年１１月の６３２２万件をピークに減少。２０１５年３月には６割減の２４３４万件だった。

　加入者減が進む中で、固定電話網はコスト負担が増加。ＩＰ網への移行を急ぎたい半面、現行サービスの維持が課題だった。