米グーグルは7日、10月下旬から出荷を開始する自社ブランドのスマートフォン「ネクサス」の最新機種を日本国内で初公開した。メーカーには中国企業として初めて華為技術(ファーウェイ)が入り、端末のボタンを長押しするだけで利用者が必要としている情報を自動検索する機能「ナウ・オン・タップ」などを搭載。世界シェア8割超を誇るスマホ向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」とともに、自社ブランドを普及させたい考えだ。
最新機種「ネクサス6P」(7万4800円~)は画面が5.7インチで、フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」の動画撮影に対応。音楽を聴きながら、演奏者についての情報などを表示したり、話かけるだけで音声検索やアラーム設定をしたりするなど機能が充実。10分の充電で7時間使用できる。
今後は、保存した写真に写った家族や友人をラベリングし、撮影した場所などと組み合わせて検索できるなどの機能も加える方針だ。画面が5.2インチで、同様の機能を搭載した韓国LG電子製の「ネクサス5X」(5万9300円~)も10月下旬から出荷する。