「(改良は)外だけでなく中身もかえないとお客さまにはわかってしまう。ターボエンジンを積み、走りを向上させた。ボディーの剛性を高めるため接着剤も追加している。生産ラインの変更が必要なため、普通の改良ではやらないが、工場などにも協力してもらい取り組んだ。クラウンの購入者の平均年齢は62歳くらいで、できれば40代半ばから50代に若返らせたい。ターボ車の購入希望者は狙った40~50代がきている」
--長年のファンが多いクラウンはどこまで変えるかが難しい
「先入観は作る側にもある。加速を良くしようとすると変速時のショックが出てしまい、『クラウンだからこれ以上はやっちゃだめ』という声もあった。ただ、走りにこだわるんだと発破をかけて取り組んだ。そのうえで、変速のショックも直すようにした」
--路車間・車車間の無線通信を使った運転支援システム「ITSコネクト」を初めて採用した