Tポイントとポンタが、東京電力とそれぞれ提携したのが象徴的な事例だ。来年から支払った電気料金にいずれかのポイントがためられるサービスを始める。両陣営はJR九州とも提携するなど、1業種1社のありようは変わりつつある。
野村総合研究所によると2013年度のポイント・マイル発行額は8506億円で、2020年度には1兆円を突破すると試算される。同研究所の冨田勝己氏は「電力やガスの全面自由化が予定される中、伸びしろが大きく、提携先争奪戦はさらに激しくなりそう」と分析している。
■主な共通ポイントサービス
◆Tポイント
・会員数 5519万人
・利用可能店舗数 約43万店
・主な提携先 ファミリーマート、ソフトバンク、すかいらーく、JX日鉱日石エネルギー
◆Ponta(ポンタ)
・会員数 7162万人
・利用可能店舗数 約10万店
・主な提携先 ローソン、日本航空、昭和シェル石油、ケンタッキーフライドチキン
◆楽天スーパーポイント
・会員数 1億109万人
・利用可能店舗数 約52万店
・主な提携先 サークルKサンクス、大丸松坂屋百貨店、出光興産、サカイ引越センター
※各社で公表している最新の数字。店舗数はネット上の店舗も含む。楽天スーパーポイントの会員数は楽天会員数