ポイントを多く付けて差別化するサービスも登場している。ソフトバンクなどは、同社携帯電話の契約者向けの買い物に通常の3倍のポイントを付けるサービスを始めた。8月からファミリーマートを利用した場合に3倍を付与しているが、10月9日からはガストやTSUTAYAなどの利用時にも対象を広げる。ソフトバンクは、他社携帯の利用者との違いを打ち出し、新規契約の獲得に生かす考えだ。
携帯電話会社では、NTTドコモはポンタとの提携強化を打ち出している。
共通ポイントはこれまで1業種1社との提携が原則だったが、昨年から共通ポイントに本格参入した楽天は「1業種1社にはこだわらない」とのスタンス。実際、コンビニではサークルKサンクスとポプラ、ガソリンスタンドでは出光興産と太陽石油と提携した。業界の「おきて」をぶち壊した楽天の動きに、Tポイント、ポンタ両陣営の考えにも変化の兆しが出ている。