コンビニエンスストア大手ローソンと中国地方が地盤のコンビニ中堅ポプラ(広島市)は18日、鳥取・島根の両県に「ローソン・ポプラ」の名称で新型店を共同出店すると発表した。まず11月に2店舗程度を出店し、販売実績を踏まえてポプラの既存店を来春から順次、新型店に切り替える。
10月に新型店の運営会社を設立し、ローソンとフランチャイズ契約を結ぶ。新型店では全国的に知名度の高いローソンの商品と、ポプラの看板商品の店内調理弁当「ポプ弁」を扱う。ポプラは鳥取、島根両県で約100店を展開しており、新型店への切り替えはフランチャイズ店のオーナーの希望に基づき行う予定だ。
東京都内で会見したローソンの玉塚元一社長は「互いの強みを生かし強い業態をつくる」と強調。ポプラの目黒真司社長も「ローソンの総合力との組み合わせで消費者のニーズに応えていきたい」と述べた。
ローソンは昨年、ポプラに約5%出資し、資本・業務提携した。今後、病院や学校、工場向けの小型店の出店でも協力し、向こう3年間で150店程度を出店する計画だ。