大胆なフロントマスクに生まれ変わるなど、ビッグマイナーチェンジを受けた三菱アウトランダー、アウトランダーPHEV。
2015年度の販売目標台数はPHEVが1000台/月、純ガソリン仕様のアウトランダーが200台/月と、月販目標を見ただけでもPHEVの知名度の高さ、人気ぶりがうかがえます。
今回、マイナーチェンジを受けた純ガソリン仕様とPHEVにそれぞれ乗り比べると、両車ともに美点と弱点がうかがえますが、まず共通するのは乗り心地が格段に上質になり、国産SUVでもトップクラスといえるレベルに到達している点。
ボディサイズが大きくなって重くなると、タイヤも大きくなるなどSUVは乗り心地の面で不利になります。重心高もセダンなどよりも高くなりますから、ロールしやすくなるなど、ボディコントロールの面も不利になり、SUVは本来、走行性能的には「いいとこなし」。