各社がHVの技術などで違いを出す中、トヨタ自動車は年内にHVの代名詞ともいえる「プリウス」の新型を投入する予定。トヨタは初代プリウスを1997年に発売して以来、今年7月末まで累計804万8000台のHVを販売し、「環境コア技術」に位置付ける。新型プリウスは燃費が1リットル当たり40キロを超える見込みで、いっそうの普及を牽引(けんいん)する。
消費税や軽自動車税の引き上げで国内販売が落ち込む中、「HVは来店や販売のきっかけになる」(販売店)。HV市場の成長に伴い、今後も技術や車種の多様化が進みそうだ。