希望小売価格は998万円。同社によると、Sクラスの販売のうち約5割をHVが占める。上野社長は「ディーゼルの投入でHVの比率は飛躍的に伸びる」と自信を示す。
ホンダは2010年から販売するCR-Zを一部改良し、10月19日に発売する。燃費は1リットル当たり19.4~23.0キロと現行車種と変わらないが、電子制御のパーキングブレーキの採用や、ヘッドライトをLED(発光ダイオード)にするなど装備を充実した。価格は270万~292万200円で、年間1200台の販売を計画する。
ホンダは今年1~7月の国内販売に占めるHV比率が52%に上る。なかでもHVのみで展開するCR-Zには、「走る楽しさを伝えるとともに、顧客の環境意識にも応えたい」(開発責任者)と期待が大きい。