ホンダは18日、米国で開発中の小型ジェット機「ホンダジェット」が初めて欧州を訪れ、スイス・ジュネーブで開催中の欧州最大のビジネス航空ショー「ヨーロピアン・ビジネス・アビエーション・コンベンション・アンド・エキシビション」で実機公開を行ったと発表した。
ホンダジェットは4月に、全行程が4万8000キロを超えるワールドツアーを開始。欧州初公開に先立って行われた日本ツアーでは、6カ所の空港でデモンストレーション飛行が実施され、1万人以上の来場者が間近で見学した。今回はそのツアーの一環として、日本に続き欧州へ初飛行。ポーランド、英国、ドイツおよびスイスの9都市を回る予定となっている。
ホンダジェットの開発責任者、藤野道格氏は「この度、ホンダジェットを欧州で初公開することができ、とてもうれしく思います。ワールドツアーにおいてホンダジェットはさまざまな環境下で飛行し、運用や信頼性の面でもお客様へのデリバリーへの準備が整っていることを確認できました」と語った。
米国の工場では、すでに3機のホンダジェットがデリバリーに備えて飛行検査を行っており、ほか20機が製造ラインで組立中だという。(産経デジタル)