中国の北京小米科技(シャオミ)や華為技術(ファーウェイ)など新興メーカーの追い上げはきつくなるばかりで、前にはアップルが立ちふさがる。
反韓感情を意識か
そんな中で、鳴り物入りで投入するスマホに自社のロゴを入れない意味は何か-。欧米や韓国メディアも関心を寄せた。
AFPは、社名のロゴを消した理由について、サムスン側は明らかにしていないと報じた一方、最大のライバル、米アップルが支配的な地位を占め、日本勢が一定の勢力を持つ市場で「苦戦してきた」と指摘し、これまでのサムスンの日本でのビジネス状況と関連付けた。
朝鮮日報(日本語電子版)も、サムスンが12年に「ギャラクシーS3」を日本で発売した際は、富士通、アップルに続く3位の14・8%のシェアを占めたが、反韓感情を背景に13年以降は勢いを失ったと分析。14年は5%台に低下していると紹介した。