そんな中、車高が低いアルトは昔ながらの軽の姿を保つ。
スズキの背高軽「スペーシア」は同じ形の軽自動車では最軽量レベルながら、重量は840キロだ。対して610キロまで軽量化したアルトは燃費性能だけでなく走行性能も向上。時速100キロまでの加速は前モデルと比べ1.6秒短縮した。日常使用ならこれで十分だと感じられるほど低速域からキビキビとした走りを可能にしている。
11日に発売したスポーツモデル「ターボRS」は、ターボエンジンを搭載し力強い加速を実現。車体に補強部品を組み込んで、より安定した走行ができるようになった。
新型アルトが登場するまで、軽自動車の燃費トップはダイハツ工業の「ミライース」(35.2キロ)だった。0.1キロ単位で猛烈な燃費競争を繰り広げてきた両モデル。