ジャパネットたかた創業社長の高田明氏、退任理由を語る (3/8ページ)

2015.2.19 08:24

 ジャパネットは家族的な社風です。だけど、企業は仲良し集団では駄目。やはり厳しさがないと伸びない。

 こうして最高益という目標は達成しました。テレビ関連の売り上げは60億円どまりにもかかわらず、他の商品がよく売れたのです。

 それでも、社長を退こうと決心しました。25年度に続き26年度も好調で、経常利益が174億円と過去最高を更新したこともあります。それから私の年齢です。66歳で、今なら後継社長の相談にも乗れる時期だからです。さっと決断し、実行するのが、私の性格なんです。

25分で1億円

 長年のテレビショッピングを通じ、「心を伝えないと売れない」ということを痛感しました。

 自分が惚(ほ)れ込んだ商品への思い。それが「伝わった」と感じた瞬間、多くの注文を頂くのです。例えば同じ電子辞書でも、伝えられたと感じれば、25分で1億円の注文が入ります。逆にうまくいかないと500万円しか売れない。

自分が惚れた商品を伝えようとする思いが人より強い

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