ジャパネットたかた創業社長の高田明氏、退任理由を語る (2/8ページ)

2015.2.19 08:24

 社員に危機感を植え付けようと、「25年度に過去最高益を達成できなければ、社長を辞める」といったのです。

 とはいえ、リストラでは業績を回復しても、社員のマインドが下がってしまう。テレビ関連の売上高が消えるなら、ほかの商品で埋めればよいのです。

 社員には「ジャパネットの原点に戻ろう。伝える力を磨き、お客さんの目線に立つんだ」と言いました。

 「伝える力」を高める具体策として、24年8月に数十億円を投資し、東京・六本木のビルに、7つのスタジオを備えた東京オフィスを設けました。私が指揮する佐世保本社と、現社長の旭人が運営する東京オフィスで、商品の訴求力を競ったのです。

 紫外線で除菌機能を持つ掃除機「レイコップ」は、競い合う中で東京のメンバーが開花させた商品です。畳からカーペットまで使える商品ですが、東京オフィスは布団に用途をしぼって訴えかけたことで、100億円を売り上げるヒット商品となりました。また、エアコンなど白物家電も10万台売れました。

企業は仲良し集団では伸びない

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。