バンダイナムコホールディングス(HD)は12日、石川祝男社長(59)が代表権を持つ会長に昇格し、後任社長に事業子会社バンダイの田口三昭副社長(56)が就く人事を発表した。6月下旬に就任の予定。
4月から3カ年の次期中期経営計画がスタートする中で、ナムコ出身の石川氏が会長兼CEO(最高経営責任者)、バンダイ出身の田口氏が社長兼COO(最高執行責任者)と役割を分担。経営基盤を強化すると同時に、若返りを図る。
田口氏は、バンダイで新規事業や海外事業、特にライセンス使用権などのビジネスで手腕を発揮してきた。昨年ヒットした「妖怪ウォッチ」なども担当。次期中期経営計画の策定にもあたった。
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【プロフィル】田口 三昭氏
たぐち・みつあき 明治学院大法卒。昭和57年バンダイ入社。ベンダー事業部長、取締役、常務、専務などを経て平成22年から副社長。56歳。秋田県出身。