豊田通商の養殖でも「近大マグロ」と認定

　近畿大学は２６日、豊田通商が近畿大の指導を受けて養殖したクロマグロを、近畿大以外の施設での養殖では初めて「近大マグロ」として認定したと発表した。統一ロゴでブランド展開し、近大マグロの年間生産量は２０００匹から１．５倍の３０００匹になる。

　近畿大と豊田通商は２０２０年度に６０００匹まで拡大する計画。豊田通商は今後、中間養殖から成魚までの育成に本格参入し、卵からの一貫生産事業化を目指す。同社の三浦芳樹・食料本部本部長は「事業を通じて食文化を守り、天然資源保護に貢献したい」としている。