中国農業省の畢(ひつ)美家チーフエコノミストはこのほど、「大国の基礎-中国農村発展秋季報告会」で、2013年の中国の農作物栽培総合機械化レベルは59.5%に上り、10年前に比べ27ポイント上昇したことを明らかにした。
畢チーフエコノミストは「小麦栽培は基本的に全工程が機械化されている一方で、トウモロコシや水稲は十分とはいえず、今後機械化が進む余地がある」と指摘する。
農業生産の全工程における機械使用の作業量の割合を示す栽培総合機械化レベルは、農業の近代化レベルを判断する重要な指標で、従来型農業から近代農業への転換を促す役割も担う。
農業省によると、国内にある153の「国家現代農業モデル区」では昨年、栽培総合機械化レベルが72.5%に上っている。(中華工商時報=中国新聞社)